淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記/計画の話

ようやく一仕事終わりました.長かった...

最近気付いたのですが,僕は複数のタスクを抱えて締め切りに追われるのがめちゃくちゃ苦手みたいです.まあ得意な人もそんなにいないかもしれませんが.

 

一言でいうと計画性がないんですよね.いろいろ考えて計画を立てるのはむしろ好きなんですけど,その通りに進めるというのができない.計画に無理があるのではなくて(それも多少あるかもしれないけど),行動するときには割とノリで動いてしまうというか流されてしまうというか.

例えば,締切が1週間後の課題Aと,締切が2週間後の課題Bがあるとします.これだけの条件だと多くのはAから片付けるのではないかと思います.僕もそうします.

これに加えて,Aはとても時間のかかる課題,Bは比較的すぐに終わる課題だったとします.こうなると俄然Aから片付けることになるのではないかと思います.

ところが,Aが苦手な科目でBが得意な科目だったりすると,その場での判断が狂い始めます.

Aに取り組んでいるときに苦手なので手が止まって逃げたくなったとしましょう.そのときにBの存在が頭をよぎるのです.締切は後だけど得意だしきっとすぐ終わるし,気分転換にBをやってしまおうかな,なんて考えます.で,手を伸ばしてしまうんですよね.

しかもタチが悪いことに,Aの存在が常に頭の片隅にあるので集中ができず,すぐ終わらせるつもりが全然進まなかったりします.そうして計画が崩壊していきます.

 

少し話はそれますが,僕が趣味で郵便局を巡るときにその日の行動計画を立てるんですよね.乗り物(特に船とか本数の少ない鉄道とか)が絡むときには時刻表と照らして割とまともに考えますけど,そうでなくて街中を歩いて回るときなんかは,回る順番を決めておく程度です.

なんですが,そうやって決めた順番通りに歩いていると,ちょっとルート変更して先にこっちに行く方がいいんじゃない?とか思い始めるわけですよ.ルート決めはいろんなルートを考えた上で絞り込んでその順番にしているわけなので,別のルートの方がいい,ってことはよほどのことがなければ起きないんですよね(現地に行って微妙な高低差に気付くとか,ちょうどバスがきたとか).

 

そういえば教育実習でも似たようなことがありましたね.実習だと授業ごとに指導案と板書案を書かされたりします*1.板書案は文字通り,黒板に何を書くかをまとめるのですが,それだけではなくて,このタイミングでこんな発問(問いかけ)をするだとかいったいわば授業の設計図的なものになります*2.僕も実習のときにはこれをこの順番でしゃべる,こういうふうに板書をする,というのを書いて授業に臨んだのですが,

教壇に立って話していると関係はしているけど予定にない話を始めたり,あるいはその場で説明の仕方を変えてみたりしちゃっていました*3.もちろんそれでうまくまとまればいいんですけど,予定にないことをするものだから準備不足で時間がかかってしまい((自分が喋り続けるわけにもいかないので生徒への質問を挟むのですが,質問内容が練れていないがために尋ね方が抽象的など質問の仕方が悪くて生徒がどう答えていいかわからなくなって授業が止まる,とか...,思ったペースで教科書を進められなくて,その結果その先の計画もずれて...という感じでかなり大変でした.

 

そんなわけで,割とその場その場の思いつきを深い考えなしに実行に移してしまう傾向があります.準備のときには色々考えているのですけどね.

そう考えると計画性がないというよりは単に我慢ができないだけかもしれないと思えてきますね.そこまで自覚的ならやりようがあるやろ,というのは尤もな話なのですが,それができたら苦労してないんですよね.

 

とまあこんな感じなので,今回のタスクもかなり時間がかかりました.実はもうすぐ院試の願書を書かないといけないのですが,早くもやりたくないなあという感じになっています.そんなこといっても仕方ないけど.

 

なんか今日もダラダラと文章を書いてきましたが,瞼も下がってきてどうしようもないので今日はこの辺りにしておきます.明日からは愛すべき日常が帰ってきますが,その前にゆっくり休んで生活リズムを戻さねば.

 

それではまた.

 

2021年6月9日

*1:人によります.僕は板書案だけでよかったですし,友人はどちらも特に見せていませんでした

*2:そしてこれも人によるのだと思います

*3:その度ごとに指導教諭に苦言を呈されていた