淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日は昼食を家で済ませてから大学へ.昨晩のメニューだった肉団子のタネがまだ残っている関係でそれが昼食になるのだが,せっかく揚げて作るならお弁当に詰めて持っていくよりは出来たものを家で食べた方がよかろうという判断である.昨日のうちに全て揚げて作りきってあればお弁当を詰めたかもしれない.

そんなわけで今日は午後から大学にいた.とはいってもほとんどは王将戦棋譜を眺めているだけで,まったくと言っていいほど研究は進んでいない.一応数値計算に使うコードを少し書き進めたが,微々たるものである.夕方に修論提出を間近に控えた後輩が,文献が見つからないので探して欲しいと頼みにきた.ある命題が成り立つと様々な論文に書いてあるのに証明は省かれていて,それを最初に示したという論文は探しても見つからないというのである.その最初の論文とやらは1930年代のロシア語で書かれた論文で,電子版はおろか紙媒体でも入手は難しそうであった(少なくとも弊大学は所蔵していない).すぐに解決できなそうなので,とりあえず探してみるとだけ伝えた.

そのあと別の(研究室とは関係のない)後輩2人が訪ねてきて,お菓子を食べながら雑談をしていた.1人がうなぎを食べたいと言い出して,夕食にうなぎを食べにいくことになった.僕だけ徒歩なのがやや心苦しかったがついていくことにした.スーパー以外のうなぎを食べたのは初めてかもしれない*1.感動的に美味しかった.

家に帰ってから調べ物の続きをした.オリジナルの論文には残念ながら辿り着けなかった(辿り着けたとしてもロシア語なのでどうせ読めない)が,証明には行き当たった.後輩の元々の要望からするとこれで十分だろう.厳密には仮定の付け方によって定理にもバリエーションがあり,そのどれを使いたいかにもよるのだが.

それではまた.

 

2023年1月29日

*1:母親は安ければスーパーで買って食卓に並べるのだが,僕はそれ以外ではうなぎを極力食べないようにしている.