淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日は午前中に施設から施設へ移る祖母へ会いに行って,それから大学へ行きました.これまで祖母が入所していた施設は終身ではお世話になれないので,別の施設へ移ることになっていたのですが,その移動日が今日でした.一旦移ってしまうと感染症のこともあって面会は基本的にできないので,これが最後の機会となるかもしれません.数年前に脳梗塞を起こしてそのまま施設へ入所したあとはオンラインでの面会しかできなかったので,祖母と直接会ったのもかなり久しぶりのことでした.車椅子で運ばれてきた祖母はひと回り以上小さくなったように感じられ,年数以上に老いてみえました.脳梗塞の影響もあってかもう喋らない(喋れない?)祖母は,どこを見ているかわからない様子ででこちらに顔を向けるばかりでしたが,僕がマスクを外したときには一瞬目に輝きが戻ってはっきりとこちらを見たような感じがしました.きっと僕だとわかってくれたと信じたいです.少し泣きそうになりましたが涙を流すのは今ではないと思って堪え,見送りました.

大学ではTAとして後輩の指導をしました.それが終わってからはメールを書いたり細々としたことをこなして,帰宅.夕食を済ませてバイトへ向かいました.

明日は研究室の(指導教員ではない)教員に昼食の誘いを受けていて楽しみにしています.

それではまた.

 

2022年10月31日