淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日はあまり嬉しくないことがいくつかあった.昨日買った靴を早速下ろしたところ,家を出てからしばらくして結構強く雨が降ってきてしまった.これに関しては天気予報を確認しなかった自分が悪いとも言えるが,それよりも落ち込んだのは夕方にかかってきた電話だ.前にも日記に少し書いたとある表彰の内定を取り消すことになったらしい.決定を下したところと僕の間には組織が一つ挟まっていて直接詳細な話を聞くことはできなかったのだが,どうも他の候補者よりも功績が劣るというか,内部の基準を満たしていないとかそういうことのようである.まあどうしても欲しいものでもないし,そもそも自分が選ばれたのもちょっと不思議なくらいだったからそこは別にいい.どういうプロセスで内定が決まったあと取り消される運びになったかの説明くらいはあってもいいのではないかとかなりモヤモヤした.最近こういったことがあるたび,そのときは愛想よく振る舞って,あとになって言いたいことが湧き出てくるということがあり,なんとかしたい.その場で不満がうまく言葉にならないのがもどかしい.

それとは逆に,とてもよいこともあった.最近見つけて何回か行っている大学近くのイタリアンのお店のマスターとちょっと仲良くなった.8月に初めて訪れてから今日が3回目で,カウンターにいた常連と思しき人が帰られてから声をかけられた.小さい店内に客は僕だけだった.近くの大学に通っていること,院生なので夏休みも大学に来て研究していることなどを話していると,マスターと一緒にお店をやっている女性(おそらく奥さん)と同郷であることが発覚して,30分ほど3人で話していた.こういった行きつけのお店ができるのは非常によい.

時系列だと電話のことが最後にあったので,それに引きづられてトータルとしてはあまりよい気分ではなかった.ただこうして日記で振り返ったときにお昼のことを最後に思い出したおかげか,これを書いている今はそんなに悪い気分ではない.モヤモヤを言語化して吐き出したことも一因だろうが,ひとまず今日はよく眠れそうである.

それではまた.

 

2023年9月11日