淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今朝起きて目に飛び込んできたのがこのツイートでした.

岡嶋二人というのはかつてコンビで活動していたミステリ作家です*1.『クラインの壺』を最後にコンビは解消され,井上さんと徳山さんは別の道を歩むことになりました.

 

僕は確か中学生の頃に『クラインの壺』で岡嶋二人を知りました.数学っぽいタイトルに惹かれて買ったのですが,かなりの衝撃を受けました.中学時代に読んだ本の中でも三本の指に入るくらいの傑作でした.

その後,『チョコレートゲーム』をはじめとして岡嶋二人作品を読み漁りました.とはいってもコンビ解消は1989年のことだったのでもう岡嶋二人として新規の作品が書き下ろされることはなく*2,近所のブックオフで手に入る分は全て買って読んでしまいました*3

徳山さんは78歳だったとのことですが,そんなにお歳を召されていたんだというのが正直なところでした.『クラインの壺』がそんな昔に書かれたことを感じさせないような作品だったことが大きかったのかもしれません.

徳山さんのご冥福を心よりお祈りいたします.

 

今日は大学へ行って作業を少し進めました.振り出しに戻ったような感じがありますが,帰りがけに少し指導教員とも話せたのでよかったかな.とりあえず明日やることは明確になりました.

それではまた.

 

2021年11月15日

*1:ペンネームは「おかしな2人」に由来するとか.

*2:書籍化されていなかった作品を新たに加えた増補版が出たことはあったが,それも2011年のこと.

*3:元々本を読み始めたきっかけが,はやみねかおるさんの名探偵夢水清志郎シリーズだったこともあり,当初は割とミステリをよく読んでいた気がします.