淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記/旅行5日目の話

昨晩は無事に家へ辿り着くことができました.旅行後半に疲れる移動を固めてしまったせいでヘトヘトでしたが.

そんなわけで今日の日記は久しぶりにノートPCから書いています.旅行へのノートPCを持っていかなかったため,ここ数日の日記は iPadスマホで書いていました.やはりキーボードから打つ方が快適ですね.

さて,旅行最終日である16日の模様をお届けします.前日夜は甲府に泊まりました.朝起きて早々にホテルを出て,駅前で朝食を済ませてそこからバスで山梨県立美術館へ.f:id:math_shiro:20220817194517j:image

目的は上の写真にも写っている「絵本原画の世界」です.また,山梨県立美術館はミレーの作品を多数所蔵していて,それも目的の一つでした.

開館より少し早く着いたのであたりを散歩しました.なんか色々置いてありました.
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それで展示ですが,やはり実物の絵を間近で見ると筆致がよく観察できて楽しいですね.ミレーの絵も恥ずかしながら「落ち穂拾い」くらいしかよくは知らなかったのですが,その他の作品や作風の変遷を知れてよかったです.どうしてだか「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」が特に印象に残りました.

夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い|ジャン=フランソワ・ミレー|主な収蔵作品|コレクション | 山梨県立美術館 | YAMANASHI PREFECTURAL MUSEUM of ART

ミレーの他にもバルビゾン派画家の作品が展示されていて,類似点や相違点などの解説も含め興味深かったです.

あと,お目当ての絵本原画も非常に面白かったです.絵本についてそれほど詳しいわけではなく半分以上が読んだことのない作品でしたが,絵本としての印刷を考えて描かれている絵もあれば,一枚の絵として精巧に書き込まれたものもあり,様々な作風の絵が観れたのがよかったです.特に原画だと筆致がよくわかるのがいいですね.以下は撮影可能なエリアの写真です.

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実はこのあと甲府駅から身延線に乗ることになっており,その時刻に合わせて駅へ戻らないといけませんでした.というのも沼津でも廃止になる郵便局の情報が出ており,16時までに辿り着いて入金を済ませ,その足で帰宅しないといけなかったからです.本当は美術館であと1時間くらいはゆっくりしたかったのですが,今回のプラン上仕方ありません.特別展の絵本原画の世界はともかく,ミレーの方は展示作品を入れ替えながら常時展示しているみたいなので,また訪れた際にはもっとゆったりしたスケジュールにしたいです.

そんなわけで展示を見た後は甲府駅に戻りました.身延線山梨県甲府駅静岡県富士駅を結んでいる路線です.僕が乗ったのは富士駅行きで,乗り換えなしで3時間程度でした.

富士駅東海道線に乗り換えて沼津へ.到着したのは14時半くらいでした.あまりにも暑かったので2局だけ訪問して撤退.目的は沼津本町郵便局でした.

駅へ引き返して遅めの昼食を済ませ,自宅へ向けて移動を開始しました.東海道線18きっぷで移動するのはもう何回もやっていて,いい加減飽きてきていますが仕方ありません.甲府からなら中央本線経由とかやってみたかったのですが,沼津まで出てしまったのでそれも叶わず.本を読んだりしながらなんとか帰宅しました.

これで今回の旅行はおしまいです.2泊以上する旅行はかなり久しぶりだった気がしますがなんとか帰ってこれました.ただ,いつも大学へ行くときと同じリュック+トートバッグでこの泊数はお土産も込めるとかなりきつかったです.もっと荷物を減らすなり大きい鞄を使うなり工夫の余地はありですね.

 

旅行から一夜明け,今朝ぐらいはとゆっくり寝ました.午前中は雨もきつかったので家に留まり,昼から大学へ行って作業をしました.夕方にサークルで用事があるのと,もしかしたら水曜日なのでセミナーがあるかもしれない,と思ったからです.結果的にはまだ大学は夏季休業期間で,研究室の教員はおろか学生も誰一人来ていませんでしたが.

雨が弱くなったタイミングを見計らって帰宅.明日からは平常運転に戻すつもりですが,朝起きるのはちょっと難しいかもしれませんね.

それではまた.

 

2022/08/17