淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日は朝から献血へ行き,午後から大学へ.書きかけの論文原稿を見ていたら数値計算のグラフに1箇所おかしいところを見つけ,そのやり直しをしていた.計算精度の向上もやっておかないといけないと思い,やるだけやってみたらメモリが不足しているとエラーが出た.メッシュが細かすぎたかな.それにしてもこの程度なら問題なく実行できると思っていたのだが.

夕方には知人が訪ねてきて,雑談をしていた.研究関係の話も少しは聞いてもらったが,大部分は来週のお出かけの計画についてだった.正直そんなことをしている場合ではなかったかもしれない.

ここのところ「誠実さ」についてよく考える.今日ちょっとしたトラブルがあって,先方から状況とそれに基づく判断を伝えられ,何回か謝られた.ただその原因については明確にされておらず,僕の方もあえて尋ねはしなかった.最初はこちら側の問題なのかなと思っていたが,時間が経つにつれ向こう側の問題のような気がしてきた.もしそうだとしたら随分と不誠実な態度である.久しぶりに腹を立てたが,そもそもあの場で原因を確認しなかった以上真相はわからずじまいであり,その選択をしたのは他ならぬ僕自身である.

先日は,ある知り合いが僕の長所のひとつとして誠実なことを挙げていた.自己評価としては相対的には誠実さくらいしか取り柄がないと思っているが,誠実かと言われると結構怪しいと思う.少なくとも各個人からは誠実に見えるように振る舞おうとはしているので,そのあたりが効いているのかなとは思う.一面だけならともかく,全面合わせると全然誠実じゃない.

残留した昼間の怒りに任せてなんとなく書き連ねてみただけで,特にオチがあるわけではない.ただなんとなく「誠実さ」というのが自分の中の価値基準としてかなり多くの部分を占めているように思われるのである.

明日こそは発表準備を.

それではまた.

 

2023年3月22日