淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日も1日家にいました.おかげさまでワクチン接種後の熱は引いたものの,かすかに頭痛が残っていたためです.途中に昼寝を挟みながら数学をしていましたがあまり捗りませんでした.

最近はプロ野球だの広告だの牛丼屋だの,毎日(良くも悪くも)いろんな話題が流れてきますよね.それらについて何か書こうかなと一瞬思ったのですが,ロクなことにならなそうなのでやめておきます.

それらの話題のうちの一つから,ある企業のマーケティングの話に辿り着きました.それがまさしく商品の生産と宣伝によって需要を生み出すといった感じで,ガルブレイスのいう依存効果*1そのままだなと思いました.これは最近読んでいる,國分功一郎『暇と退屈の倫理学』で知りました.タイトルが少しイカつい?ですが,哲学の本としてはかなり丁寧にわかりやすく書かれているのではないかと思います.内容も結構おもしろいです.

ここ数日の疲れもあるので今日はこのあたりで.

それではまた.

 

2022年4月18日

*1:ガルブレイスは経済学者で,それまで経済学の基本とされていた消費者主権は現代では通用しないと述べました.消費者主権とは,簡単にいえば消費者の需要がまずあって,それに応じて生産者が供給を行なう,といった構造のことです.現代ではむしろ,生産側が消費者の欲望を作り上げている,と彼はいいます.現状に不満はなくとも,新商品の宣伝を見ると「買い換えてみようかな」と思ったりするのが典型的な例ですね.