淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記/文化祭の話

今日も朝から大学へ.日記によれば今日で7連勤らしいです.記録をつけているとすぐに参照ができていいですね.平時と同じくらいの時間に家を出ましたが,ここ数日の中ではかなり早いです.行きしなにホームセンターに寄っても午前中に活動する時間がありました.ホームセンターでは家用の全自動コーヒーメーカーを買いました.現品限りで安かったのです.ミルつきなので,これで家でも豆でコーヒーが飲めます*1

 

大学では今日も修論の作業をしました.予定よりは遅れていますが*2,結構進んだと思います.あと2章分を簡単に書けば一旦は指導教員に見てもらえそうです.

 

連勤で思い出すのは,高2の文化祭です.母校の文化祭はかつて2月に行われていて,高3は参加できませんでした.そのため1, 2年合わせて18クラスを3クラス1ブロックに組み分けをして6ブロック対抗で競います*3.部門が演劇,仮装,壁画と3つあって,生徒はいずれかの部門に属して準備をします.演劇は文字通りで,当日体育館の舞台で発表をします.仮装も当日に舞台に立ちますが,ダンスなどが中心になります.おそらく特殊なのは壁画で,これは前日までに準備を終わらせ,当日は舞台を観るだけです.5 m*4 四方に模造紙をつないで絵を書いて,校舎から吊るすというもので,作るのは大変ですがうまくできるとかなり迫力があります.

僕が高1の頃の文化祭は上で書いたような感じでした.ところが当日,校舎から吊るした僕のブロックの壁画が風に煽られて破れたり落ちたりして,壁画部門だった僕は度々補強作業に駆り出されることとなりました.例年がどうだったのかわかりませんが,これをきっかけに次年度からは室内での展示へと変わりました.サイズは2.5 m × 5 m 以内だったかな.室内ということで立体的な作品も60 cm の厚みの範囲なら許されることになりました.

 

2年の文化祭では,同じブロックの2年に他の美術部員がいなかったために部門長にされてしまいました*5.幸いにも後輩に美術部員がいたのですが本人は演劇を希望しており,お願いして壁画部門に入ってもらいました*6

 

作品作りは思いのほかうまく行きました.大抵の生徒は演劇や仮装を希望するので,壁画は希望から漏れた生徒や,最初からあまりやる気のない生徒が集まりやすい部門です*7.僕のブロックも例外ではなかったですが,色作りや立体作成*8を割り振ればそれなりに働いてくれて,しかも意外な形で能力を発揮してくれた人もいました.

活動は平日のほか,申請をすれば土日も可能でした.上述のようにいくら言えば動いてくれるとはいえ,土日まで来て参加する人は少なく,僕は部門長として2週間休みを返上して制作に当たっていました.美術部は土日の活動がなかったため,こういったことは珍しく,"連勤"として印象に残っています.

 

平日は授業終わりから完全下校時刻まで残り,ときには朝から作業を進め,土日には午前中に絵の具の買い出しに行きその足で作業をしにいったりと,かなり忙しく動き回っていました.その甲斐もあってか壁画部門では優勝することができ,ブロック全体の順位にも貢献しました.僕の数少ない成功体験です.

 

昔を思い出すとどうしてもノスタルジーを感じてしまいます.今の日々もあまりゆっくりはできませんが充実感があり,少しずつ作品(修論)を作り上げている点ではあの頃に近いものがあるのかもしれません.

 

こんなことを書いている暇があったら修論を書けという話ですよね.明日も朝から頑張ります.

それではまた.

 

2022年1月10日

 

*1:大学では手挽きミルを使っていますが,家で人数分を手で挽こうとすると大変なのでこれまでは粉を使っていました.

*2:昨日までの遅れを引きずっているだけで,今日の進捗としては悪くないはずです.

*3:1年1クラス+2年2クラスか1年2クラス+2年1クラスのどちらかで,どちらのパターンがいいか希望が出せます.組み合わせは2年の各クラスの代表者での話し合いだったかな.

*4:さすがに嘘な気がしてきましたが,とにかく大きいのです.

*5:絵は全然描けないのにも関わらず.

*6:彼女の兼部先の部長も僕のブロックにいたので,2人でお願いした形です.今思えばパワハラに近いですね.申し訳ないことをしたなと反省しています.

*7:美術部のエースがいたあるブロックは,「全部あたしがやるから」とかなり少数精鋭で制作に取り組んでいました.

*8:風景画だったのですが,一番手前の木を新聞紙を使って盛り上げました.