淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日は朝から大学へ.昼から後輩のセミナーの指導補助ののち,サークルに顔を出しました.ある1回生と話しているときに「何回生ですか」と聞かれたのでこの人とは初対面だろうと思って話していたら別れ際に「以前に1度お会いしていますよ」と言われて恥ずかしくなりました.人の顔とか名前をパッと覚えられる人が羨ましいなと思いつつ,改善する努力をしていないのでごめんなさいというほかないですね.

 

それで今日は DC1 の審査結果の発表がありました.DCというのは日本学術振興会の特別研究員のうち学生が応募するもので,DC1 は採用されれば博士後期課程の3年間,研究奨励金(20万円/月)及び研究費が支給されるというものです*1

募集要項(PD・DC2・DC1) | 特別研究員|日本学術振興会

結果は,おおよそ予想はついていましたが不採用でした.もちろん審査委員が自分の専門に近いとかそういった運的な要素もあるのですが*2,そうはいっても自分で読み返してみてもあまり面白そうな研究にみえない申請書だったのでそんなものかなといったところです.指導教員にも言われましたが,手堅すぎるというか夢がないというか,できそうなことを書いているだけでしたからね.また申請書を書いていた時期に自分の研究テーマの周辺分野の知識が乏しく状況が把握できていないことに気づき,その自信のなさが表れた部分もあったのだろうと考えています.あとは「書き始めるのが遅すぎた」ということに尽きます.他の同期は(あとから聞いた話で分かりましたが)昨年以前に申請書を提出した先輩に原稿を見せてもらうなどをして割と早期から手をつけていたようですが,僕はというとどんなふうに仕上げたらいいかわからんなどと言いながらなかなか書き始めませんでしたので.そのぶん推敲に使えた時間は短く,結果として完成度が低いままの提出となってしまいました.自らの不甲斐なさと当時にフィードバックをくれた教員に対する申し訳なさが募ります.

 

とはいえ落ち込んでばかりもいられません.DC とは別の研究支援プログラムの締切が近いので,ひとまずはそちらに集中しようと思います.

それではまた.

 

2021年9月27日

*1:したがって申請自体は修士2回のときに行なう.もし不採用でも翌年以降 DC2 に応募できる.

*2:申請者は小区分と呼ばれる研究分野のリストから自分のテーマに相応しいものを選ぶ.書類審査は幾つかの小区分をまとめたグループごとに行われるため,審査委員の全員が申請者の研究分野やテーマに精通しているわけではない(そのため専門外の研究者にも自分の研究の意義や魅力等を伝えることが求められる).