淀みに浮かぶ泡沫は

大学院生の日常

日記

今日は朝起きてお弁当を詰めて早々に大学へ.最近は暑くて家ではなかなか作業をしていられません.

 

大学へ向かう途中でいつものようにスーパーに寄ったのですが,珍しい(?)光景を目にしました.サービスカウンターにいた店員さんに,「店の前に路駐してある車に子どもが1人で乗っている」と伝えている親子がいたのです.

そのあと店長と思われる人が出てきて,車の持ち主が戻ってくるまで見守っているようでした.僕はそのあたりで用が済んで退店したのでその後はわからないですが,車のエンジンはかかっていて冷房も付いていたようなので車内放置といった大ごとではないようでした.

ただ,最近事件もあっただけに少し心配になるところではあります.こういう声かけがあると,この世の中もまだまだ捨てたものではないなという気分になりますね.

 

今日は午後から大学院同期の交流会がオンラインでありました.数学の中でも解析系を専攻している人たちの集まりで,毎回誰かひとりが自分の興味のあることについて話したあと交流会と称して雑談をしています.人の発表を見ているとみんな上手いなあと思ってしまいますが,自分も負けないように頑張らないといけません.

 

交流会のあとはメール書いたりして帰宅しました.研究も進んでいなければ予稿も進んでいなくてあんまりよくないですね.なんか毎日これ言っている気がしますが.

 

そういえば最近,森博嗣の『喜嶋先生の静かな世界』という小説を読み返しています.主人公が恩師である喜嶋先生と過ごした大学(院)生時代を振り返る作品です.後輩におすすめの本を訊かれてこれを含めた数冊を挙げたのがきっかけで,再び手に取りました.

この本では,学問や研究への向き合い方が描かれています.はじめて読んだのは大学に入りたての頃で,当時の僕に少なからぬ影響を与えました.大学院生になった今読み返してみるとまた違った見え方をしていて,少し背筋が伸びる思いがします.

 

7月も今日で終わりですね.明日は今日よりも良い日にしたいです.

それではまた.

 

2021年7月31日